(6)本格的に子作りを開始します(世間では国生みといいます)
さてやり直しです。下界に戻った二人はあらためて天御柱を廻り、こんどは伊邪那岐命から「あァ~なんていい女なんだろう」と声をかけ後から伊邪那美命が「あァ~なんていい男なんでしょう」と言ってから【美斗能麻具波比】に励みました。
励んだ末に産まれた子は【淡道之穂之狭別嶋(あわじのほのせわけのしま)】で日本で最初の島となりました。
現在の淡路島と言われています。
さァ~今からセルフベビーブームです。つぎつぎと産まれますので列挙いたします。
つぎに【伊予二名嶋(いよのふたなしま)】この島は体がひとつで顔が四つありそれぞれに名前があります。伊予の国は愛媛・讃岐の国は飯依比古(いいよりひこ)・阿波の国は大宜都比賣(おおげつひめ)・土佐の国は建依別(たけよりわけ)といいます。
現在の四国です。
つぎに【隠岐之三子嶋(おきのみつこのしま)】またの名を【天之忍許呂別(あまのおしころわけ)】を産みました。
現在の隠岐の島です。
つぎに【筑紫比嶋(つくしのしま)】この島も体がひとつで顔が四つありそれぞれに名前があります。筑紫の国は白日別(しらひわけ)・豊の国は豊日別(とよひわけ)・肥の国は建日向日豊久士比泥別(たけひむかひとよくしひねわけ)・熊襲の国(くまそ)は建日別(たけひわけ)といいます。(なぜ一人だけ名前が長いんだろう、書くの大変)
現在の九州です。
つぎに【伊伎嶋(いきのしま)】またの名を【天比登都柱(あまのひとつはしら)】
現在の壱岐の島です。
まだまだ行きます。(気合を入れないと漢字に押しつぶされそう^^;)
つぎに【津島(つしま)】またの名を【天之狭手依比賣(あめのさてよりひめ)】といい
現在の対馬です。
つぎに【佐渡嶋(さどのしま)】現在の佐渡島(さどがしま)です、(短くて好きです)
つぎに【大倭豊秋津嶋(おおやまととよあきつしま)】またの名を【天御虚空秋津根別(あまみそらあきつねわけ)】といいます。
現在の本州です。
産んだねぇ~ ここまでで八つの島を産みました、最後の本州を生み出すってどんな体してるんだと思いますが、やさしい研究者の方が解説してらっしゃいました。
「産むときは小さく形がまだない状態で悠久の時間を経て大きくなった」そうです。
この八つの島は先に生まれたことで【大八嶋国(おおやしまのくに)】といいます。
原文は大八嶋ですがなぜか今は大八洲の国と書きます。
といってもまだ誰も住んでいませんので国とは言えないですね^^;